とてつもなく大きくて強い国家権力を制限し、ひとりひとりが生きたいように生きることができるように、自由を守ってくれる憲法。安全保障関連法案の制定を強引に進め、改憲と同じ効果を得ようとするのは、権力者は憲法に従わなければならないという立憲主義の考え方を踏みつけているようにしか思えません。政治を持つ権力がコントロールされないとどうなるか。そうなれば、国土が焦土(「美しい国」どころか)となった敗戦の際と同様、多くの人々に生命・身体・財産の犠牲を強いることになる。その教訓をもとに、今の憲法がある。そのことに、首相は謙虚であるべきではないでしょうか。憲法改正のハードルを越えずに改正の実質を得るに等しい法案の成立を強行することはやめてください。

打越さく良(弁護士)

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